心療内科に通院すると保険に入りにくい?その理由を解説

公開日:2024/01/15   最終更新日:2023/08/31

心療内科

心療内科への通院歴があると、生命保険に加入しにくいと聞いたことがある人もいるでしょう。高血圧や持病と同様、精神疾患も保険会社の審査が厳しくなる要因のひとつです。ただし、心療内科への通院歴があっても生命保険に加入する方法はあります。ここでは、心療内科の通院と生命保険加入の関係性について解説します。通院歴のある人は必読です。

心療内科に通っていると保険に入りにくいってホント?

持病のある人や高血圧の人が生命保険に加入しにくくなると聞いたことがある人は多いでしょう。基本的に、保険会社は健康面でのリスクが高いと判断される人に対して厳しい審査を行います。

持病や高血圧による通院と同様、心療内科に通っているとリスクが高い人であると見なされ、保険の加入にあたって不利になる可能性が高くなるでしょう。心療内科に通う患者さんは、精神疾患の診断を受けるケースが多く見られます。精神疾患にかかる人は自傷・自死のリスクが高いとされ、保険に加入しにくくなるのが一般的です。

精神疾患としてはうつ病や統合失調症などをイメージするかもしれませんが、ADHDや自閉症スペクトラム障害などの非定型発達による通院もハイリスクと判断されます。

また、ストレスから体に症状が現れることも多く、とくに精神疾患にかかったことがある人は、ほかの病気にかかりやすい傾向にあると言われています。診断名にかかわらずリスクが高いと判断されることについては、心療内科に通院したことがある人は念頭に置いておきましょう。

保険加入時に心療内科の通院はバレる?

生命保険の加入時には、健康状態を告知する義務があります。心療内科への通院歴があると保険に加入しにくいのであれば、通院歴を告知せずに申し込めばよいと考える人もいるかもしれません。

しかし、告知せずに保険に加入することはおすすめできません。

心療内科への通院歴はバレる

心療内科に限らず、保険会社は加入者の保険証から受診履歴や通院歴を調査できるので、通院歴を隠して加入しても保険会社にはバレます。加入前にバレなかったとしても、保険金の請求時にはバレてしまうと考えてください。

告知義務に違反するとどうなるか

告知義務違反が発覚すると契約は解除もしくは取消となり、保険金は受け取れません。解除であれば解約返戻金を受け取れる可能性もありますが、重大な違反を犯すと取消処分となり、保険料の返還解約返戻金の支払いも受けられなくなります。

場合によっては詐欺罪などに問われることもあるため、告知がもれていた場合は早急に保険会社に連絡するなどして対処しましょう。

告知しなくてよいケース

告知義務があるのは5年以内の健康状態や通院歴のみです。

最後に治療を受けてから5年以上経過している場合は、告知する必要はありません。ただし、治療には投薬も含まれるため、心療内科で処方された薬を飲んでいた人は、最後に飲んでいた期間にも注意しましょう。

心療内科に通院歴があっても加入しやすい保険

心療内科への通院歴があると審査が厳しくなるといっても、保険に加入できなくなるわけではありません。

保険商品のなかには、比較的審査の緩いものや、心療内科の通院歴が問われないものもあります。ここでは、心療内科に通院歴がある人でも加入しやすい保険を紹介します。

引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険は告知項目が少なく、持病や通院歴があっても加入しやすいのが特徴の保険商品です。引受基準緩和型では、過去3か月以内に入院や手術を進められた経験・過去2年以内の入院や手術の経験・過去5年以内に保険会社指定の病気で治療を受けた経験などが問われます。

指定の病気として精神疾患も含まれるものの、認知症や統合失調症などに限定されるケースが多く見られます。心療内科への通院自体が審査対象とならない場合が多いため、心療内科に通っていても加入しやすいでしょう。ただし、通常の生命保険より保険料が割高になる傾向にあります。

無選択型保険

無選択型保険は、無告知型保険とも言われ、健康状態を告知せずに加入できる保険です。

持病や通院歴があっても加入できますが、保険会社としてはリスクの高い加入者を受け入れるため、保障内容に比べて保険料を割高に設定しているケースが多く見られます。無選択型保険への加入は、支払う保険料と保障内容を慎重に比較したうえで検討しましょう。

がん保険

がん保険は、がんに対する保障に特化した保険です。そのため、告知項目もがんに関連した項目に限定されており、心療内科への通院歴を告知する必要はありません。

がん以外に対する保障はあまり手厚くありませんが、がんの治療を受けたことがない人であれば安心して加入できるでしょう。

 

まとめ

一般的には、心療内科への通院歴があると、リスクが高いと見なされ保険に加入しにくくなります。心療内科への通院歴があっても、心療内科への通院歴が影響しにくい保険を選べば保険に加入できるでしょう。通院歴が不利に働くからといって、間違っても無告知で加入してはなりません。無告知で保険に加入できたとしても、告知義務違反が発覚すると重大なペナルティーを科せられることになります。保険に加入できても保障を受けられなければ本末転倒です。また、通院や治療の時期が5年以上前であれば告知義務が発生しない場合もあります。通院歴があるからと保険の加入をあきらめず、まずは落ち着いて自分の健康状態や状況を確認してみるとよいでしょう。

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